Concept
我々の思い
使い手に感性を。
200万年前から、人は料理を通して愛情を。
400年前から、堺刃物が料理に進化を。
70年前から、堺一文字光秀が料理人に感性を。
人の営み、食文化、料理人としての腕前。
そして切れ味という価値観に向き合い、
大阪、道具屋筋で育ててきました。
自分の感性に合う切れ味を選ぶことで、
よりおいしく、より美しく、感動を与えられるように。
料理をする全ての人の手に必要なものを。
「世代」をつなぐ
「亡くなったおばあちゃんの形見の包丁を、私が使うので」お孫さんが数十年前の文化包丁を持って来られる。
「引退するから、弟子にやろうと思って。」板長が、長く愛した相棒を研ぎに出される。今は亡き先代の職人による、「堺一文字光秀」の銘が入った包丁。良い道具は、世代を超えて生き続けます。
「文化」をつなぐ
ユネスコ世界文化遺産に登録された和食を背負い、世界中の一流レストランで戦う料理人がいます。彼らが毎日研ぎ上げる包丁の切れ味に驚き、その完成度は世界中のシェフの知るところとなりました。
天下の台所大阪で、日本の食文化を担う皆様と向き合う。我々が、日本の食文化を道具で支えていく。そんな気持ちで、日々お店に立っております。
「技術」をつなぐ
たった一本の刃物の裏には、1100度の窯の前でハンマーを降るう鍛冶職人や、ミクロン単位の刃を研ぎ上げる職人がいます。良い道具を届けるために、一本一本の包丁に全力で向き合う。戦後両親を亡くし間もない頃、包丁職人を志して堺に向かった創業者田中久香は、その姿勢に感動し、多くの人に届けたいと考えました。今なお、その技術は研ぎ澄まされ続けます。
我々からの提言
一 より薄く、より硬く。
切れ味を何よりも重視するための薄く、固い包丁作りが我々の特徴です。シンプルですが、薄ければ薄いほど、硬ければ硬いほど切れ味は良く、長続きします。焼入れ、研磨時に高い技術と手間を要するこの切れ味は、大量生産メーカーでは実現できません。
二 相棒に、名を刻む。
職人が魂を込めて名を刻む「銘切り」。名を刻むまでが職人の仕事です。
買った時の喜びやときめきを忘れず、今後、何十年も連れ添う相棒としての証を。銘切りはご購入時に無償で承っています。また、世界で一丁の贈り物にもどうぞ。
三 時代を超えて研ぐ。
職人が銘を入れた包丁とともに創業して以来70年以上、お渡ししているのが研ぎ券です。
この研ぎ券には使用期限がありません。
50年前以上にお渡しした券と包丁を預かることもあります。
研ぎのプロが5種類以上の砥石を使い、手研ぎで仕上げさせていただきます。
時代を超えて包丁を研ぐのは品質に自信があるからこそ、あなたとともに歩む覚悟があるからこそ。
四 名店を支え続けた品質
一流を目指すからには、一流の道具を。
70年の間、プロの料理人たちが集まる料理道具街である道具屋筋にお店を構え、世代を超えて関西の名だたる名店を陰ながら支えている堺一文字光秀。我々が提供するのは、一流の料理人に愛され、彼らを相棒として支えた切れ味です。