

実用品として包丁は贈り物には最適です。
お祝い事やお返しの時
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包丁は刃物ですから「切れる」ものです。
「切れる」というワードはどうしても忌み言葉として、祝い事の場には縁起が悪い物としてふさわしくないとされてきました。
特に結婚祝いなどで贈る場合は「縁が切れる」と言われることもあり祝い事の際に贈ることも、避けられる場合がありました。
刃物は未来を切り開いくものです
しかし本来刃物は権威の象徴としてさまざまな神事や祭礼などで献上品とされてきました。
皇室では子が生まれた時に天皇が守り刀を贈る儀式「賜剣の儀」があり、伊勢神宮の式年遷宮で奉納される「御太刀」などの祭ごとの儀式にも神聖なものとして欠かせません。
他にも一般の慶事の中でも、開通式の「テープ鋏」、進水式の「斧」、結婚式の「ウェディングナイフ」、包丁式の「式包丁」等の祝い事の場に贈り物をするというのは贈られた方の新しい門出を祝ってするものです。
そこに刃物の「運命や未来を切り開く」と意味を込めて贈る事は大変めでたいことだと思っています。