堺一文字光秀 FV10 牛刀
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牛刀
「牛」とつきますが牛を切るためだけでなく、肉、野菜、魚と幅広く使えるプロ向けの万能包丁です。 肉食が日本で馴染んでいなかった頃、「西洋料理=牛を食べる」というイメージが定着していたため「牛を食べる文化圏での包丁=牛刀」と呼ばれるようになった説が有力です。 両刃で使いやすいため、和食を除く飲食店の方にとっては最も使用頻度の高い包丁です。 ただ最近は和食の料理店でも食材が幅広くなり、和のハンドルを使用した牛刀、和牛刀が使用されるようになりました。 また、ご家庭で三徳包丁のかわりに18-21cmの牛刀を使われる方もいます。
SWORD FV-10シリーズ
FV10リーズは、ステンレス系包丁の長年の課題を克服した一つの到達点と言える包丁です。
V金10号は非常に硬度があり、粘り強い鋼に近い性質を持ちます。
しかし良い鋼材を使えば良い包丁ができるわけでなく、それを活かすため硬度を落とさずに焼戻し、割れが出やすい全鋼の鋼材で歪みを取り、なおかつ砥石で厚みを抜くという手仕事の真髄が詰まっています。
これまで多くの料理人がその切れ味に惚れ込み、リピートのみならずシリーズを全種類揃えるなど、今では堺一文字光秀が誇るベストセラーシリーズになりました。
VG-1にコバルトを添加し、耐摩耗性とねばりが加わった鋼材。加工もしやすいためバランスが良い包丁に仕上がる。
■使用鋼材について■ ステンレス鋼の中でも人気があるV金10号を使用した包丁です。 V金10号は厳選された純度の高い原料によって硬度と粘り強さを両立しており、 被削性も良好なため研ぎ直しも容易です。 求められる条件を兼ね備えたステンレス材として当店でもお勧めしております。
全鋼製法
1枚の刃金のみで焼入れ、刃付けする製法を全鋼と呼びます。 硬い金属を使った全鋼は同じ材質を使ったクラッドやダマスカス製法より切れ味が良くなりますが、 その硬さ故衝撃に弱くなるため、焼入れと歪み取り、刃付けに高い技術を要します。 金属の一枚板なので一目だけでは安価な包丁と高い技術と切れ味を備えた包丁の見分けがつきにくく、 玄人好みの包丁といえます。
サイズ表
品番 | 実寸刃渡り (mm) |
全長 (mm) |
総重量 (g) |
---|---|---|---|
2fvc-180 | 180 | 300 | 155 |
2fvc-210 | 210 | 330 | 160 |
2fvc-240 | 240 | 370 | 220 |
2fvc-270 | 270 | 400 | 230 |
2fvc-300 | 300 | 435 | 260 |
商品仕様
刃の形状 | 両刃 | 家庭で使える料理用の包丁。刃が進みやすく、使いやすい形状。 |
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材質 | ステンレス鋼 | 錆びにくい。クロームを11%程度以上添加した鋼材。炭素鋼に比較し錆びのケアが不要、少し研ぎにくい |
素材名 | V金10号 | VG-1にコバルトを添加し、耐摩耗性とねばりが加わった鋼材。加工もしやすいためバランスが良い包丁に仕上がる。 |
ハンドル | 圧縮合板柄 洋白銀 | 丈夫な圧縮合板柄にニッケルシルバーの口金のかしめ。溶接ができない無垢高級刃に用いられることが多い。 |
製法 | 全鋼 | 1枚の刃金のみで焼入れ、刃付けする製法で、切れ味が良いが、製造時歪み抜きに高い技術を要する。 |