プロのおすすめする家庭用包丁の選び方

一生ものの一本に出会える、家庭用包丁の見つけ方

「はじめて自分で包丁を選ぶけれど、どれが自分に合うのか分からない…」
「せっかくなら長く付き合っていける良い包丁を選びたい」

はじめての人でも迷わず「本当に価値のある一本」に出会える選び方のポイントをプロの視点でまとめました。

これから「長く付き合っていけるあなただけの一本」を、見つけましょう。

ーSTEP①ー種類を選ぶ

家庭用包丁の選び方、種類の選び方

最初の一本は「万能包丁」

家庭用でも、肉用、魚用、野菜用などたくさん食材に使用するため、「何本も揃えないといけないのかな?」と思ってしまうかもしれませんがその必要はありません。

まず最初の一本を選ぶなら「万能包丁」を選んでください。
 

なぜ「万能包丁」がいいの?


その名の通り、肉、魚、野菜など幅広い用途に使用できるのが魅力で、この一本で8割方の食材に対応できます。
特定の用途に適した「専門包丁」は次の一本にして、まずは万能型の包丁を選びましょう。

あなたに合う万能型はどっち?

家庭用の万能包丁には、「三徳包丁」「牛刀」の二種類があります。

どちらも肉・魚・野菜など幅広く使用出来ますが、刃の形状やサイズが若干異なり、それによって得意な切り方に少し違いがあります。

日本生まれの万能型「三徳包丁」


肉、魚、野菜の三つの用途を使用出来ることから名付けられた包丁で、菜切り包丁と牛刀とを組み合わさって生まれた日本生まれの新しい万能包丁です。
近年では海外でも「Santoku」という名称で呼ばれることも増えてきました。

世界のスタンダード万能型「牛刀」


牛刀は牛と名前が付いていることから肉用を思われがちですが、肉、魚、野菜にも使用できる西洋版の万能包丁です。
プロの料理人も多く使用する昔から馴染みのある形です。

三徳包丁 牛刀
形状 ・幅が広くカーブが緩やかで、直刃に近い ・幅が細くカーブが大きく、切っ先が鋭い
用途 ・肉、魚、野菜
(野菜を切るのに向いている)
・肉、魚、野菜
(肉を切るのに向いている)
サイズ ・165mm~180mm ・180mm~300mm
おすすめポイント ・包丁を使い慣れていない方
・初めて包丁を購入される方
・料理好きで色々な切り方をされたい方
・自分に合ったサイズを選びたい方

迷ったら「三徳包丁」がおすすめ

どちらも一本で幅広い用途に使用できる万能な包丁ですが、もし初めて包丁選ぶのでしたら、まず「三徳包丁」をおすすめします。

長さ、幅、重さなど初めての方でも扱いやすく、家庭用包丁の選び方で迷われているのでしたら三徳包丁を選びましょう。

ーSTEP②ー鋼材を選ぶ

家庭用包丁の選び方、鋼材の選び方

「鋼」と「ステンレス鋼」

包丁の種類が決まったら、次は包丁のクオリティを左右する「鋼材選び」になります。

様々な専門鋼材がありますが、大きく分けると「鋼(はがね)」「ステンレス鋼」の二種類に分かれます。
そしてこの二種類はそれぞれ正反対の特徴があります。

鋼(はがね)

《おすすめポイント》
研ぎやすく、切れ味鋭い。研ぎを楽しみながら包丁を育てていくことが出来ます。

◇注意点
☑錆びやすく、丁寧なケアが必要

☑食材によっては変色しやすい

ステンレス鋼

《おすすめポイント》
錆びに強くお手入れが簡単なので、日常のケアに自信がない方におすすめです。

◇注意点
☑鋼と比べ研ぎにくく研ぎ時間がかかる

☑鋼のような繊細な切れ味を出しにくい

鋼(はがね) ステンレス鋼
耐食性(錆びにくさ)
切れ味
切れ味の持続性
研ぎやすさ
おすすめポイント ・最高の切れ味を体感したい
・研ぎを育ててみたい
・錆びに強くお手入れが簡単
・メンテナンスに自信がない方

鋼材の選び方

一言に鋼、ステンレス鋼と言っても、その中にはさらに細かな「鋼材名(金属の種類)」があり、それによって切れ味の持続性や個性が全く変わってきます。

ここからは、鋼(はがね)とステンレス鋼の中で堺一文字光秀のおすすめの鋼材をそれぞれの特徴ごとに解説していきます。

【白二鋼】

全ての基準となる鋼のスタンダード

◇特徴
☑不純物が少ない鋼でピュアな切れ味とと研ぎやすさ

☑全ての包丁の基準となるスタンダードな鋼材

《こんな方におすすめ》
切れ味と研ぎやすさのバランスに優れ、全ての包丁の基準になる鋼のスタンダードで「一度鋼の包丁をつかってみたい」方に最適の鋼材です。

【白一鋼】

不純物を取り除いた切れ味の到達点

◇特徴
☑数ある鋼の中で最高峰の鋭い切れ味

☑切れ味の持続性も高く、研ぎやすさも両立

《こんな方におすすめ》
不純物を取り除いた純度の高い鋼で、白二鋼を超える切れ味の鋭さと持続性の高さが特徴で「他では味わえない切れ味を体感したい」方におすすめの鋼材です。

【青二鋼】

切れ味に持続性に優れる耐久性の高い鋼材

◇特徴
☑摩耗性が高く、切れ味の持続性に優れる
☑白鋼より粘りがあり欠けにくい丈夫な刃

《こんな方におすすめ》
優れた耐摩耗性により、切れ味の持続性が高く「研ぐ手間を減らして、切れ味を長く保ちたい」方におすすめの鋼材です。

【青一鋼】

鋭さと持続性を兼ね備えた鋼の最高峰

◇特徴
☑鋼の中でもトップクラスの切れ味の持続性の高さ

☑高硬度による薄く鋭い切れ味を実現

《こんな方におすすめ》
高い硬度と優れた耐摩耗性で、切れ味と持続性を両立した「上質な切れ味をいつまでも長く保ちたい」などこだわりが強い方に最適な鋼材です。

【AUS-8】

初めての方でも扱いやすい入門編

◇特徴
☑ステンレス鋼の中では比較的研ぎやすい

☑価格と性能のバランスが良くコスパに優れている

《こんな方におすすめ》
「手入れに自信がないけれど、本格的な包丁を使ってみたい」そんな方の最初の一本に最適。研ぎやすく、扱いやすい入門編の包丁です。

【V金1号】

隠れた実力派、ワンランク上の切れ味

◇特徴
☑モリブデン鋼(AUS8)をしのぐ切れ味の持続性

☑高硬度によるシャープな切れ味

《こんな方におすすめ》
「ステンレス鋼でも切れ味には妥協したくない」今のステンレス包丁の切れ味に物足りなく感じている方向けのワンランク上のステンレス鋼です。

【銀三鋼】

信頼され続けてきた伝統あるステンレス鋼

◇特徴
☑切れ味、持続性のバランスに優れる実力派
鍛冶職人が鍛えることでより鋭くなります。

《こんな方におすすめ》
鍛冶職人の手で鍛え上げることでより切れ味が増し、持続性も向上することで包丁クオリティが高まります。「手作りの本物志向」を求めている方に最適です。

【V金10号】

全てを兼ね備えた究極のオールマイティ鋼材

◇特徴
☑切れ味、持続性、研ぎやすさなど全ての面でトップクラス

☑プロの料理人からも評価が高く、人気がある

《こんな方におすすめ》
包丁に求められるすべての性能を高い次元で兼ね備えた、究極のオールマイティ鋼材。「何ひとつ妥協したくない」という最高峰のクオリティを求める方に最適です。

【SG2】

粉末冶金法によるステンレス鋼最高峰の切れ味

◇特徴
☑微細で均一な金属組織によるステンレス鋼最高峰の切れ味

☑従来のステンレス鋼をしのぐ高硬度による持続性の高さ

《こんな方におすすめ》
最新の製鋼技術で鋼に負けない鋭い切れ味かつ刃持ちの良さが特徴で、ステンレス鋼でも「切れ味に何よりこだわりたい」という方におすすめです。

ーSTEP③ーサイズを選ぶ

家庭用包丁の選び方、サイズの選び方

使いやすさに直結するサイズ選び

よく「大は小を兼ねる」と言いますが、包丁に関しては当てはまらないことが多く、長すぎるサイズは扱いづらく、短いサイズは大きな食材が切りにくくなります。

包丁のサイズ選びが、毎日の料理を「楽になるか、ストレスになるか」の使いやすさに直結する大事な要素です。

【基本サイズ165mm~180mm】
ー家庭用のスタンダートサイズー


大きすぎず、小さすぎず、日本の家庭のキッチンでも扱いやすく、サイズ選びに迷ったときはこの基本サイズをおすすめします。

◇こんな方におすすめ
☑初めてでどのサイズがいいか迷っている方

☑一般的な家庭用キッチンで普段使いに使用されたい方

【長めサイズ210mm】
ー料理にこだわりたい方向けー


長い刃渡りを生かして大きい食材や引き切りで美しく切るなど料理にこだわりたい方向けです。

◇こんな方におすすめ
☑大きい食材を一気に切りたい方

☑肉、魚をストロークで美しく切りたい方

【短めサイズ150mm】
ー軽く力がない方向けー


軽く小回りが利くサイズなので、手が小さく力がない方でも扱いやすいサイズです。

◇こんな方におすすめ
☑手が小さい方、握力に自信がない方

☑小さいキッチンで大きいサイズが扱いにくい方

ーSTEP④ー次におすすめの一本

家庭用包丁の選び方、次の一本

三徳包丁に変わる一本

「すでに三徳包丁は持っている」、「専門的な用途で使用したい」など三徳包丁ではなく、ご自身の調理スタイルに合った目的がある場合は三徳包丁に変わる一本を選びましょう。

小回りが利く「ペティナイフ」、野菜専用の「菜切り包丁」など自分の用途に合った一本が見つかればより快適に包丁を使用することが出来ます。

皮むきするなら

小回りが利くので、皮むきや細工などに向いています。

野菜を刻むなら

野菜を刻む作業に向いている昔ながらの包丁です。

魚を捌くなら

魚の頭、骨を切ったり 2枚3枚におろす時に使用します。

パンを切るなら

柔らかい食パン、硬いバケットなどパン全般に使用出来ます。

迷ったらこれ、堺一文字光秀のおすすめの家庭用包丁

堺一文字光秀 FV10三徳包丁


切れ味、切れ味の持続性、お手入れの容易さ、など包丁に求められるクオリティを全て兼ね備えた、堺一文字光秀のベストセラーシリーズです。
どれを選べばいいかとお悩みでしたら、自信をもってこちらの包丁をおすすめ致します。

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